ケール青汁の豊富な栄養成分・大自然からとる青汁成分の効果

ケール青汁の栄養素・大自然からとる青汁成分の効果 栄養素

健康飲料で有名な青汁は、ケール・大麦若葉・明日葉を主な原料として作られており、健康志向の人に人気があります。最近は果物やオリゴ糖などを混ぜて、誰にでも飲みやすくしているものも販売されています。

今回は青汁の元祖、ケール青汁を取り上げてみます

●この記事について

ケール青汁の栄養素

ケール青汁の栄養素と効果を解説した記事になっています。日ごろの野菜不足がケール青汁でどの程度カバーできるかがわかります。

●筆者

内科医・栄養管理師・老人ホーム施設長の筆者
老人ホーム施設長の筆者

老人介護施設の施設長を5年務めて引退。そんな私もいつの間にか高齢に。
アトピー、身体が痛い、シワに白髪に薄毛。体質改善のために飲み始めた青汁にハマり、とうとう青汁アドバイザーに

ケール青汁について

ケール
ケール 出典:Wikipedia より引用

ケール青汁は、ケールをすり潰したり粉にしたものを原料とした青汁です。

ケールとは

ケールは栄養価が高く、サラダやスムージーとして海外セレブにも人気の野菜です。青汁にすると青臭くなりますが、生のケールは臭くありません。しかし、少し苦味があります。ケールにもいろいろな種類があります。

主なケールの種類
コラードケール一番大きくなるケールで葉が厚く、青汁によく使われます
ベビーケールケールの新芽で柔らかいため、生野菜のサラダに使われます
カーリーケールその名の通り葉がカールしており苦味が少く、サラダに使われます
シベリアンケール小さめのケールで、これも葉がカールしています


ケールはアブラナ科でビタミンC、ビタミンE、βカロチン、食物繊維、カルシウム、カリウムなどが豊富に含まれています。ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、紫キャベツなどのルーツになった野菜です。

次章のグラフからも分かる通り、栄養素がまんべんなく含まれています。美容と健康に効果があるため野菜不足を感じる方はケール青汁を試してみましょう。また、ケールにはビタミンKが多く含まれていることで知られています。明日葉などの2倍以上含まれています。

ビタミンKとは

ビタミンKはあまり知られていない栄養素ですが、その働きとは

  • ケガなどで出血したときに血を固める働きがあります
  • そのため、ビタミンKが不足すると血液が固まりにくくどんどん出血します
  • カルシウムが骨に沈着するのを助ける働きもあります

血栓ができるような人は、「抗血液凝固薬」つまり血液サラサラの薬を飲んでいます。ビタミンKが正反対の働きをするため、ケール青汁を飲む時は注意が必要です

ケール青汁を飲んでみた

ケール青汁を飲んでみた
ケール青汁を飲んでみた

粉にして売っているケール粉末を水で割ってみました。(山本漢方のケール青汁)

マズイ!・・・・・・ 青臭い汁です

大人は飲めないことはないですが、お子さんはちょっと無理かもしれません。

山本漢方のケール青汁と感想・効果はこちらに詳しく書いています。
ケール青汁の効能効果、栄養満点だがマズイ!

ケール青汁の成分と栄養素

日本の代表的な青汁のケール・大麦若葉・明日葉100gの主な栄養素の量を算出し、比較してみました。ただ、単位が栄養素によってまちまちでmgとμgが混在するため、ケールを100%とした各青汁の栄養素を算出してみます。

ケール・大麦若葉・明日葉のミネラル・食物繊維のグラフ

ケールを100とした場合の各青汁の栄養素(相対表) 食物繊維、ミネラルなど

ケール・大麦若葉・明日葉のミネラル・食物繊維のグラフ
ケール・大麦若葉・明日葉のミネラル・食物繊維のグラフ

ケールの成分(食物繊維・ミネラル)と、女性が一日に必要な量との比較
成分成分量一日に必要な量(女性)パーセント
食物繊維(g)3.7g18g20.6%
n-3系脂肪酸(g)0.06g1.9g3.2%
カリウム(mg)420mg2000mg21%
カルシウム(mg)9mg650mg1.4%
マグネシウム(mg)44mg270mg16.3%
リン(mg)45mg800mg5.6%
鉄(mg)0.8mg10.5mg7.6%


食物繊維・カリウム・マグネシウムが特に多く摂取できることがわかります。

ケール・大麦若葉・明日葉のビタミンのグラフ

ケールを100とした場合の各青汁の栄養素(相対表) ビタミンなど

ケール・大麦若葉・明日葉のビタミンのグラフ
ケール・大麦若葉・明日葉のビタミンのグラフ
ケールの成分(ビタミン)と、女性が一日に必要な量との比較
成分成分量一日に必要な量(女性)パーセント
ビタミンB1(mg)0.06mg1.1mg5.5%
ビタミンB2(mg)0.15mg1.2mg12.5%
ナイアシン(mg)0.9mg12mg7.5%
ビタミンB6(mg)0.16mg1.2mg13.3%
葉酸(µg)120µg240µg50%
パントテン酸(mg)0.31mg4mg7.8%
ビタミンC(mg)81mg100mg81%
ビタミンE(mg)2.4mg6.4mg37.5%
ビタミンK(µg)210µg150µg140%

ビタミンB2・ビタミンB6・葉酸・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンKが特に多く摂取できることがわかります。

グラフを見ると、ケール青汁は他の青汁よりずいぶん栄養価が高いということがわかります。また、摂取できる栄養素も豊富です。味は青臭くて飲みにくいのですが、青汁をたくさん飲めない人は、大麦若葉よりもケール青汁を一気飲みするのがおすすめです

大麦若葉青汁の感想・効果については次の記事をどうぞ
大麦若葉青汁の効果効能、栄養満点で飲みやすいのでおすすめ

青汁の効果については以下の記事をご覧ください
青汁を飲むメリットと効果効能★野菜不足解消と健康増進

青汁の成分の効果

ケール青汁に含まれている栄養素「ビタミンC」・「」・「食物繊維」などの働きはテレビなどでよくご存じかと思います。ケール青汁に多く含まれている「よく聞くけど詳しく知らない」という栄養素について解説します。

多価不飽和脂肪酸(n-3系脂肪酸)

不飽和脂肪酸のうち、n-3系脂肪酸と呼ばれるものです。n-3系脂肪酸は「α-リノレン酸」「EPA」「DHA]に変化します。

  • 「α-リノレン酸」は血管を拡張し、血流れをよくします。ということは、血圧が下がります。「α-リノレン酸」はアマニ油に100gあたり5.7mg、大豆油の10倍も含まれています
  • 「EPA」「DHA」は中性脂肪を下げる働きが報告されています。また、認知機能を改善し、脳を活性化します。「EPA」はサバ・イワシなど青魚にたくさん含まれています。イワシ100gにつき690mgと、牛肉の200倍近く摂れます
  • 「DHA」も同じく青魚に多く含まれています。鯖100gにつき970倍と、鶏肉の100倍近く摂れます
  • 「EPA」「DHA」は動脈硬化や脳卒中、高血圧など生活習慣病を防ぎます。悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やします

カリウム

体内で最も多いミネラル分がカリウムです。細胞の浸透圧(水分)を調整し、生命維持に欠かせない役割をします。

カリウムはナトリウム(塩分)の排出を促して血圧上昇を抑える働きがあり、高血圧を予防します。また、腎臓の老廃物の排泄をうながします。

カリウムは食物で十分摂れるため、カリウム不足になることはないです。しかし、嘔吐下痢、拒食症などでカリウムが欠乏することがあります。すると、脱力感、食欲不振、筋力低下、骨格筋が麻痺したりします。

マグネシウム

体内でカリウムについで多いのがマグネシウムです。

  • 300種類以上ある酵素の働きを助けています
  • 栄養素の合成・分解など、エネルギーを作る作用に関与しています
  • カルシウムと一緒に筋収縮をコントロールします
  • 血管を拡張させて血圧を下げます
  • 血小板の凝集をおさえ血管内の血栓を作りにくくします
  • 恒常性ホルモンなど、ホルモンを活性化させます
  • カルシウムと一緒に神経を安定させる働きがあります
  • カルシウムと骨や歯の元になります

マグネシウムが不足すると、虚血性心疾患、動脈硬化のリスクが上がり、吐き気、精神障害などが起きます。

ビタミンB2

ビタミンB2は水溶性のビタミンです。

  • 脂質の代謝や、皮膚・髪・爪などの細胞の再生にかかわるため、女性に必須のビタミンです
  • 脂質を代謝してエネルギーにするため、ダイエットしている人にはかかせません


不足すると皮膚炎、口内炎など、粘膜に悪影響を与えます

葉酸

「葉酸」と漢字で書きますが、ビタミンBの仲間です。ビタミンB12と共に赤血球の造成に関与しています。細胞の作ったり再生する働きもあります。

胎児の発育に重要な働きをします。妊娠中の人は必要とされる栄養素で、すべての妊活サプリに葉酸が入っています。

DNAの合成に関わっており、正常な細胞の増殖を助けます。そして葉酸を摂取することにより、発ガンのリスクが低下します

パントテン酸

パントテン酸も水溶性ビタミンBの仲間です。

  • 細菌、ウィルス、異物などへの抗体の合成に関わり、免疫力を高めます
  • 解毒作用にも関わっています
  • 副腎皮質ホルモン合成を助け、ストレスから守ります
  • 脂質の代謝のための善玉コレステロールを増加させる働きをします

「パントテン」はいたる所にあるという意味で、いたる食品に含まれているため、不足することはありません。もし不足すると、手足の知覚異常・しびれ・疲労・頭痛・不眠・食欲不振などが現れます。

ビタミンE

ビタミンEは脂溶性のビタミンです。

  • 強い抗酸化作用があり、活性酸素による悪影響(老化など)を防ぎます。
  • 動脈硬化・血栓による心筋梗塞などを予防する働きをします。
  • 血管を酸化から守り、血行を良くします。
  • 紫外線・刺激から肌をまもり、潤いをつくります。
  • 皮膚のターンオーバーを促進し、メラニンを排出します。


よって、女性はしっかり摂りたいビタミンです。不足した場合、貧血・眼の障害・神経障害・筋力の低下・不妊が現れます。

ビタミンK

血液を固まらせる成分に関わっています。ビタミンK不足は、出血すると血が止まらなくなります

病院で血液サラサラ剤、抗血液凝固剤を飲んでいる方は、ビタミンKと反対の働きをしてしまうので注意しましょう。

また、カルシウムを骨に定着させる働きのため、骨粗しょう症を防止します。不足すると、内出血・鼻血・慢性栄養失調・月経過多になります。

参考 旬の食材百科
参考 健康長寿ネット
参考 厚生労働省 e-ヘルスネット

実際にケール青汁を購入して飲んだ感想・レビューはこの記事に書いています
ケール青汁の効能効果、栄養満点だがマズイ!おすすめは・・・

まとめ ケール青汁の栄養素・大自然からとる青汁成分の効果

青汁は栄養が豊富にありますが、あくまでも食事で足りてない栄養補助の目的で飲むようにしましょう。
青汁だけで野菜をおぎなえるわけではありません。必要なタンパク質や炭水化物がほとんど摂れません。
健康にはバランスのよい食生活が大事です。

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