【悪玉コレステロールと善玉コレステロール】の働きと違い|中高年は要チェック

善玉コレステロール、悪玉コレステロール 栄養学

人間ドッグや健康診断で採血をしたら、やれ「コレステロール値が高い」「生活習慣病だ」などといわれ、心臓や脳が危ないと脅されたことはありませんか。

実際には悪玉コレステロール(LDLコレステロール)値が140mg/dl以上だと「高コレステロール血症」といわれ、次のようなリスクがあります。

  • 悪玉コレステロールが多いと、気がつかないうちに動脈硬化が進行する
  • 動脈硬化の進行で血管の壁にコブのようなものができ、傷つくと血小板が集まり、血栓ができる
  • 血栓が脳にいくと脳の血管がつまり、脳梗塞になる
  • 血栓が心臓へいくと心臓の血管がつまり、心筋梗塞になる

参照 長寿のためのコレステロール ガイドライン

●記事の内容

コレステロール
コレステロール

この記事では、善玉コレステロール(HDLコレステロール)と悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の働きと害について、できるだけ分かりやすく説明しています。

●筆者

内科医・栄養管理師・老人ホーム施設長の筆者
老人ホーム施設長の筆者


運営者の金田一中年です。老人介護施設の施設長を2か所、5年務めて引退。そんな私もいつの間にか中高年。身体が痛い、シワに白髪に薄毛。体質改善のために飲み始めた青汁にハマり、青汁アドバイザーに

コレステロールとは

たまご
たまご

コレステロールは身体に必要なもの

一般的に、コレステロールは害ばかり強調されています。しかし、コレステロールは人間の身体に必要なものなのです

コレステロールは血管に流れる脂のひとつです。髪の毛や肌を滑らかにする働きがあります。

そして細胞膜、脂肪、ホルモン(男性ホルモン、女性ホルモン、副腎皮質ホルモンなど)の吸収を助ける胆汁酸(※)の原料になります。

胆汁酸:胆汁に含まれる酸。腸に入ってきた食物の脂肪の吸収を助ける働きがあります

これらは男性らしさ、女性らしさを造る大切な役割を担っています。

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コレステロールが不足するとこうなる

  • 髪の毛や肌がパサパサになってしまいます
  • 細菌に感染しやすくなります
  • 血管が弱くなって脳内出血などが起こりやすくなります

コレステロールは適度な量が身体に必要なのです。

参考:大正製薬 コレステロールと中性脂肪について詳しく知ろう

悪玉コレステロールと善玉コレステロールの違い

悪玉コレステロールと善玉コレステロールは、もともとは同じ要素を持ち合わせています。血管の中での行き先が違うだけなのです。

  • コレステロールは油のため、血液に溶けません
  • そのため、「リポたんぱく」と呼ばれるカプセル状の物質に入って、全身に届けられます
  • LDLの中に入って全身へ運ばれるコレステロールがLDLコレステロール(悪玉コレステロール)
  • HDLの中に入って全身から戻ってくるコレステロールをHDLコレステロール(善玉コレステロール)と呼びます
コレステロールの働き
コレステロールの働き

悪玉コレステロールは、肝臓のコレステロールを体の末梢細胞まで運びます。

反対に、善玉コレステロールは余分なコレステロールを末梢細胞から回収して、肝臓に戻します。

善玉・悪玉のバランスが崩れると、動脈硬化につながります。

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悪玉コレステロールの働き

動脈硬化
動脈硬化

悪玉コレステロール(LDLコレステロール)とは

悪玉コレステロールは、正式にはLDLコレステロール(Low Density Lipoprotein:低比重リポタンパク質)といいます。正常値は140mg/dl以内です

コレステロールそのものは肝臓で作られます。その作られたコレストロールを全身に運ぶのがLDLコレステロールの役目です。しかし、悪玉(LDL)コレステロールが増えすぎると動脈硬化になり、脳梗塞や心筋梗塞の原因となります

LDLコレステロールは、増えすぎると血管の壁に溜まっていきます。そして活性酸素の作用で酸化し、過酸化脂質となります。過酸化脂質どんどん溜まっていくと、血管に血栓ができ、血栓が流れてしまうと心筋梗塞・狭心症・脳梗塞などの疾患の原因となります。

プラーク
プラーク

防ぐには、食物繊維、EPA・DHAを食事でしっかりとることで、コレステロールを抑えることが大事です。LDLコレステロールの酸化を防ぐために、ビタミンC・E・ポリフェノールなど、抗酸化作用のある栄養をしっかり摂りましょう

参考:厚生労働省e-ヘルスネット LDLコレステロール

タバコは悪玉コレステロールが増えるの注意

タバコを吸っている人は、悪玉コレステロールが多い傾向にあります。タバコの煙の一酸化炭素とニコチンは、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を増やします。

ニコチンは、肝臓でLDLコレステロールを増加、HDLコレステロールを減らす作用があります。さらに一酸化炭素は「活性酸素」を増やします。結果、LDLコレステロールが酸化し、血管の壁に入ってきます。

できれば禁煙したほうが健康によいです。

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悪玉コレステロールを減らすトクホ飲料

サンスターが出している「緑でサラナ」という、効果を国が審査した、トクホの野菜ジュースが、3週間でコレステロールを下げる働きがあります。

国(消費者庁)の審査を受けており、確かな効果が認められます。悪玉コレステロール値の高い人にオススメです。

【緑でサラナ】コレステロール値を下げる!効果の「トクホ飲料」

善玉コレステロールの働き

善玉コレステロール
善玉コレステロール

善玉コレステロール(HDLコレステロール)とは

善玉コレステロールは正式にはHDLコレステロール「High Density Lipoprotein」で高比重リポタンパクの略です。余分なコレステロールを回収する働きがあります。血管の壁に溜まったコレステロールを掃除し、肝臓へ戻す役目をします。

善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らすために、普段の食事に気を使いましょう。

納豆や豆腐などの大豆タンパクは、コレステロールの吸収を抑えますオレイン酸が多いオリーブ油や、青魚に多く含まれるEPA・DHAなど不飽和脂肪酸は善玉コレステロールを減らさず、悪玉コレステロールを減らします

参考:厚生労働省e-ヘルスネット HDLコレステロール

また、前述した「緑でサラナ」というトクホの野菜ジュースが、3週間でコレステロール値を下げる働きがあります。審査により、国に効果が認められています

【緑でサラナ】コレステロール値を下げる!効果の「トクホ飲料」

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まとめ 悪玉コレステロールと善玉コレステロール

コレステロールは、人間の身体にはなくてはならないものです。不足すると肌や髪の毛がパサパサになります。

悪玉コレステロールは肝臓からコレステロールを血管に運びます。

しかし、量が多すぎると血管壁にたまっていき、血栓の原因となります。血栓が流れていき、心臓の血管で詰まると心筋梗塞、脳の血管で詰まると脳梗塞の原因になります。

善玉コレステロールは逆に、血管壁にたまったものを肝臓に持ち帰ります。

採血をしたら、必ず値を確認しておきましょう。悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の正常値は140mg/dl以内です。

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