【トクホ:特定保健用食品】と【機能性表示食品】の違いを知ろう

トクホの認可を受けた商品 雑学

最近コマーシャルや、スーパー、ドラッグストアなどで【トクホ(特定保健用食品)】マークや【機能性表示食品】マークがついた食品をよく見かけるようになりました。

これらにはどういった違いがあるのでしょうか。健康維持のために知っておきましょう。

●トクホ(特定保健用食品)を簡単にまとめると

トクホマーク

いわゆる「健康食品」といった商品の、有効性・安全性を国(消費者庁)が審査し、認可を出したものです。左記のマークがついています。

●機能性表示食品を簡単にまとめると

機能性表示食品マーク

健康食品の機能を明示することで選択肢を増やし、消費者がさまざまな食品を選べるように増やされた仕組みで、左記のマークがついています。国(消費者庁)の審査はなく、メーカーが論文などの引用により科学的に根拠を示したものです。

トクホの取得には膨大な時間と費用がかかりますが、機能性表示食品はトクホの数分の1の費用で取得できます。

●筆者

内科医・栄養管理師・老人ホーム施設長の筆者
老人ホーム施設長の筆者

老人介護施設の施設長を5年務めて引退。そんな私もいつの間にか高齢に。
アトピー、身体が痛い、シワに白髪に薄毛体質改善のために飲み始めた青汁にハマり、とうとう青汁研究室長に

トクホ(特定保健用食品)と機能性表示食品の違い

種類トクホマーク
トクホ(特定保健用食品)
機能性表示食品マーク




機能性表示食品
見た目商品に消費者庁許可のマークがついています。
特定保健用食品」と表示されています
消費者庁許可のマークはありません。
その代わり「機能性表示食品」と表示されています
審査国の審査があり、消費者庁長官が
許可を出します
国の審査はなく、メーカーの責任で
情報を消費者庁に届出します
有効性、機能性
安全性の評価
消費者庁が製品によるヒトでの試験を実施
科学的な根拠を示さなければなりません
メーカーによる製品のヒトでの試験
または文献・論文を引用し
科学的な根拠を示します。
実際に消費者庁が審査することはありません
実際に明記
される機能例
体脂肪を減らすのを助ける
中性脂肪の上昇をおだやかにする

など
精神的ストレス:
一時的なストレス軽減や緊張感の軽減
など
施行1991年2015年
  • トクホは国の審査があるため、取得するのが機能性表示食品より難しく、国が許可を出さないと「トクホ」とうたうことができません。
  • トクホを取得する費用は2,000万円~数億円、期間は2年~5年もかかります(2009年データ)
  • 機能性表示食品は数100万円~1,000万円程度、数ヶ月で取得できるため、機能性表示食品のほうがハードルが低いといえます。
  • トクホは最終的には国がヒトで試験を行いますが、機能性表示食品は科学的論文だけでもよいため、トクホのほうがより厳しいといえます。

国が認めた保健機能食品は3種類

国が効果を認めた健康食品、つまり機能性が表示できる食品には、「トクホ(特定保健用食品)」「栄養機能食品」「機能性表示食品」の3種類があります。

国が認めた機能性がある食品
国が認めた機能性がある食品 出典:食品図-消費者庁PDFより引用

トクホ(特定保健用食品)とは

トクホマーク
トクホマーク
  • トクホ(特定保健用食品)は、生理学的に機能する健康に役立つ成分を含む食品です
  • 効果が科学的に認められ、「体脂肪を減らすのを助ける」などの表示ができます
  • 効果、安全性について国(消費者庁)が商品ごとに個別に審査を行います
  • 有効であることを証明するために、研究雑誌に掲載されることも条件です
  • トクホのマークの表示及び、機能について表示できます

トクホを取得するには、相当な時間と費用がかかります。少し古いデータですが、2009年の調査では、トクホの申請から認可まで2年かかるものが多く、5年以上かかったケースもあります。またヒト試験では2,000万円~数億円の費用がかかる場合があります。その分、商品の価格が高くなるでしょう。

参考:厚生労働省 特保(特定保健用食品)とは?

栄養機能食品とは

必要な栄養素(ビタミンなど)が不足している場合、補給をするために使用する食品のことです
ビタミンなどの作用にはすでに科学的根拠があるため、それらの栄養を一定の量を含めば、届け出がなくても機能性を表示できます。

ただし、表現については国が定めたものになります。※例「カルシウムは歯や骨の形成に必要な栄養素です」

機能性表示食品とは

機能性表示食品マーク
機能性表示食品マーク
  • メーカーの責任で、機能性を表示した健康食品のことです
  • トクホと異なり、消費者庁の審査はありません
  • メーカー独自に科学的根拠のある情報を消費者庁に提出します。

●機能性表示食品の制度がつくられたわけ

これまではトクホと栄養機能食品しかありませんでした。しかし、トクホの取得には膨大な時間と費用がかかります。そこで、機能性表示食品の選択肢を増やし、トクホより少ない負担で機能を表示できるようにしました。それにより、消費者がさまざまな健康食品を選べるようにしたのです。

  • 機能性表示食品は「お腹の調子を整える」「脂肪分の吸収をおだやかにするなど、特定の目的が期待でき、健康を維持できる機能を表示できます
  • 安全性、科学的根拠に基づいた機能は、メーカーの責任で表示されます。
  • 病気をしていない人(未成年者、授乳婦を除く)が対象です
  • 生鮮食品を含むすべての食品が対象となります
  • 安全性・機能性の根拠、その他情報収集体制などが販売前に消費者庁長官に届けられます
  • トクホと異なり、国は安全性と機能性の審査を行いません
  • トクホと異なり、情報は消費者庁のサイトで公開されます

機能性表示食品の取得に要する期間や費用はトクホに比べるとだいぶ負担が軽く数ヶ月、数100万円~1,000万円程度で取得することができます。その分、商品を安く提供できるでしょう。

参考:消費者庁 機能性表示食品とは?

トクホ、 機能性表示食品の例

青汁や野菜ジュースでいえば、「サンスター・緑でサラナ」という商品がトクホで3週間でコレステロールを下げる」と国に認められています。

コレステロールを3週間で下げる
\トクホ(特定保健用食品)/

ボタン

また、青汁では「ケールを超えるスーパー青汁【美長命青汁】」が「血糖値を抑える機能性表示食品の認可をとっています。

食後血糖値の上昇を抑える
\ 機能性表示食品 /

ボタン

まとめ 【トクホ(特定保健用食品)】と【機能性表示食品】の違い

ざっくりとした説明ですが、なんとなくお分かりになったでしょうか。

トクホが先輩、機能性表示食品が後輩で、トクホよりも機能性表示食品のほうが企業の負担が少なくすむ、といったところでしょう。

トクホは国(消費者庁)、機能性表示食品はメーカー側が審査しますが、どちらが信頼できるなどの差はないと考えられます。機能性表示食品は負担が少ないため、より安く商品を提供できるものと考えられます。

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